解決ポイントのコントロール

多くの楽曲には、ハーモニックリズム的にもコード進行的にも、解決のポイントがあると思っています。

例えばドラムフィルを入れる場所、入れたくなる場所がありますが、これはランダムに入っているわけではなく、四小節や八小節ごとに入っている場合が多いです。

これはハーモニックリズムという考え方で、人は音楽を感じる時にSWswのように4サイクルとでも言いましょうか、そういうリズミックな大波小波のようなものが一定のビートの中には形成されがちという事で、そのサイクルの始まりのポイントに向かってドラムフィルを入れがち、という事だと思います。

ではコード進行の解決のポイントはどうでしょうか。

スタイルにもよりますが、特にジャズの場合はV7からIへ移行する時に解決が起こると考えています。これはトライトーンが解決していたり、ルートモーションが五度で落ちていたりと色々説明がありますが、ここではもう乱暴にドミナント7thコードが出てきたら、次のコードに移行すればなんらかの解決が起こっていると考えて、譜面を見たらまずドミナント7thコードを探してみる習慣は悪くないと思います。

ちょっと譜例を作ってみました。


コード進行はKey=CのII-V-Iで、矢印は解決を表しています。

コード進行のV7-Iの解決に対して、

Aセクションは一小節目と三小節目に向かってソロが解決しています。

Bセクションは二小節目と四小節目に向かって解決するように書きました。

C、DセクションはそれぞれA、Bセクションと同じ構造のソロを4拍目の裏に解決するようにしてみました。

Aセクションでは3小節目でコード進行とソロの解決が一致しています。

Bセクションではコード進行とソロの解決がずれています。交互に来ると言っても良いかもしれませんね。

前述のハーモニックリズムの考え方がここに入って来ると、四小節目から次の段の一小節目には違う矢印が入って来るので、AセクションとBセクションの解決の流れはより明確に、伴奏に沿っているか、交互になっているかという感じに見えると思います。

このシンプルなラインには当然派手さはありませんが、このソロイストが伴奏との流れを感じながらソロをとっているというやり方は、伴奏している側にとっては一緒に演奏している感覚、ソロイストは伴奏者のレスポンスを促すかのような間を空ける感じ、よくジャズギターなど聞かれる自分でコードを入れてバランスを取りながらソロをとっていく感じなどを作りやすいのではないかと思います。

譜例のラインの前や後に自分の音を少し足したりして、楽しんでいただけたら嬉しいです!

慣れてきたら伴奏に沿って解決、伴奏と交互に解決する感じを調節しながら自分のソロを作ってみましょう。

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