ペンタトニックスケールとキーの関係

私が16歳になったばかりの頃、確かベストサウンドというロックの教育テレビがあったと思います。

何しろ国営放送でいかつい大人の人達がロックを語っているわけですから、そりゃ当時はショックでした。

確か中村あゆみさんや難波弘之さんが出ていて、ギターレッスンのコーナーではプリズムの和田アキラさんが緊張のあまり笑い出してしまったりと。。。

なんだか色んな意味ですごい番組だった気がしますが、その総集編ライブイベントのようなので、ギターの指板を触れているだけで高速のソロを決めている人を発見(今思えばただのライトハンドですが。。。)。

これは絶対あの機械を手に入れなければ!と我が家の隅っこから引っ張り出してきたボロボロのクラッシックギターを抱えながら心に誓ったものです。

その後バイトして買ったトッキントッキンの白いアイバニーズを抱えて名古屋の繁華街にある楽器屋さんのギター教室に通うわけですが、そこで出会ったベンチャーズ世代の先生にペンタトニックスケールを習うわけです。

とにかく音源を鳴らしてそれに合わせてペンタを上から下までなぞるという力技スタイルのレッスンでした。

意義を見出せず半年ほどで一旦退会、その後もう半年ほどやったと思うけど、そのままその楽器屋さんでバイトすることになりその先生のレッスンはやめました。

が。。。今思えばあの時のあの闇雲にペンタトニックを刷り込ませるようなレッスンは、今の自分のギターに対する考え方の基礎になり、ペンタトニックスケールを最短で意味も考えずに覚えたことが、その後ブルースからジャズへと進んで行く布石になったことは間違いありません。

若かったとはいえ、あの先生をもっとリスペクトするべきだったと今は反省すると同時に深く感謝しています。

そんな想い(重すぎる。。。すみません)を込めて、今回は丁寧にペンタトニックスケールを説明します!

まず私独自の順番だとは思いますが、番号をふります。可能であれば下の表をプリントアウトして何度も練習して欲しいです。

キーは全て同じで、Dmペンタトニックスケールです。

もちろんFメジャーペンタトニックとも言いますが、私は演奏時にメジャーペンタトニックスケールのことはほとんど考えていないので、今後マイナーペンタトニックスケールに固定で説明させてください。

まず①と②を覚えましょう。

①の5弦の5フレットがDの音なので、Dm7コードと合わせて覚えるようにするとキーがかわったときに探しやすいかもしれません。

②は6弦の10フレットがDの音です。

それぞれ対応するコードとセットで確認しておいてください。

このコード、もしおさえるのが大変であれば、今回はスケールを覚えたいだけなので、5thを省略して以下のようにしてもいいです。

コードのタブ譜では、抜けている部分は必ずミュートしてサウンドを確認して欲しいです。

よく似た形ですが、この二つのポジションを混乱なくしっかり覚えましょう。

そして!それぞれのポジションの両サイドに残りのポジションを貼り合わせるように覚えます。

こうしておけば、各ポジションが近くにあるため、それぞれのルートを個別に覚える必要はなく、先ほどのDm7コードのルートを2つ覚えるだけで、全てのポジションに反映させられることができると思います。。。というか、そういう風に見るようにトレーニングするという感じでしょうか。

音楽的というよりは図形的に覚えてしまいたいので、今回は全てタブ譜で説明しました。

前述の2つのルート以外にも当然ルートノートはありますし、最終的には全てのポジションの音の機能を理解しますが、先ずはこれだけのインフォメーションに集中しましょう。

ちなみにポジションの番号の順番ですが、全部のポジションをキーを無視して全て同じエリアに合わせた場合、

①のポジションからFを半音下げると②のポジションになります。

②のCを半音下げた形が③。。。といった感じで、一音変化させると次のポジションになり、それぞれキーはF-C-G-D-A-E-B-F#〜〜の順番に変化していきます。

このキーに従って上から順番にペンタトニックスケールを三つ並べて合成すると。。。真ん中のキーのドレミになります。。。すみません。

ややこしいですよね。

でもこれを元にペンタトニックスケールからドリアンスケールを考える方法を考えつきました。。。

ドリアンスケールとペンタトニックスケールの関係についてはこちらの記事で説明していますので参考にしてみて下さい。

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ギターのウォームアップ

今これを書いているのは12月1日ですが、今年もようやく寒くなってきました。

寒くなるとかじかんだり、押弦している指先が痛くなったりと色々フィジカルには辛い季節です。

でもギターが木でできている(そうでないものもありますが)関係上、冬は乾燥が進むのか、単に空気が澄んでいるからなのか、とにかく音が良く響くようになる気がします。

ギターが自由に自分の歌と繋がるようになるコツ。。。そんなものあったらなぁと思うけど、あるとしたら実はそれはたくさん弾くことかも。。(一番つまんないこと言ってすみません。。)

なのでチャレンジ的な事をやる前に少し準備運動をする事で、楽器に触る機会、触っていられる時間が増えればなと思います。

なぜ冬が辛いかと言えば温度が低いから、温度が低いと血流が悪くなる(多分。。です)、そして筋肉も硬くなっているんじゃないかという事で、ストレッチしましょう。

綿本彰先生のシンプルヨーガという古いCD付きの大好きな本があるのですが、この中で紹介している”腕のストレッチ”です。

両手を肩の高さですっと前に伸ばします。

肩の力は抜いて、伸びた指先を吐く息とともに下に、そのままぎゅーっと手前に引いてきます。

これたくさんギター弾くと緊張する腕の内側の筋肉がしっかり伸びて気持ちいいです。腕はそのままで余分な力を抜きながら長い深呼吸を4回ほど。。。

次は指先を上にあげて息を吸って、手首を前に突き出すように。。。

手のひらをしっかり開きます。指先を一本一本意識すると自然に指が開いてきます。

辛いけど他の部分に力は入れないようにしながらしっかり手前に引いてきます。

そのまま深呼吸、長く4回ほど呼吸したらゆっくり手を戻して今度はねじりましょう。

親指を下に息を吐きながら外側にねじります。

肩に力が入らないように気をつけましょう。

ここで深呼吸を4回ほどしたら今度は小指を上に親指を下に息を吐きながら逆ねじり。

肘が曲がらないように気をつけましょう。

ここでまた4回ほど深呼吸したら終わりです。

結構筋肉が伸びて血が通ってくる感じありませんか。

是非この本手に入れて欲しいです。CD付きの方ですよ。綿本先生の心地いい声と体を知り尽くした指示が本当に素晴らしいです。

時間がない、もう直ぐ本番だけど指が固まっている気がするって時にはお湯で手を洗うのも良いけど、結構持ちは悪いです。

ただ寒い外から暖かい部屋に入った時なんかはこれでも良いかもしれませんね。

今度はギターを持ったらいつもして欲しい、トレモロピッキングをしましょう。

ギターという楽器はどちらかというと左手の方に顔が向いているのですが、右手に意識がしっかり向くようにしたいんです。

2弦の5フレットのEの音あたりにしましょうか。

左手の人差し指でフレットのそばをしっかり捉えたら、できるだけ早くトレモロピッキングしましょう。

強くピックを握ると弦に強く当たりすぎて弦が切れてしまうかもしれませんし、音も美しくないです。

ピックが飛んでいかないギリギリで柔らかくホールドして、いつもより大きめに手を振る意識で、ピックは弦に対して斜めに当たらないように、またピックの先はできるだけたくさん出しつつ、かつ弦には先端でアクセスする気持ち。。。最初から全部意識するのがキツければ、まずは柔らかく早くでも良いです。

別の記事でまた詳しく書こうと思いますが、トレモロピッキングの時に特に意識して欲しいのはダウンピッキングではなく、アップピッキングを繰り返す意識です。

トレモロピッキングしようとして弦に引っかかったりしてうまくいかないのは、ピックを持つ指に力が入りすぎているか、アップピッキングがうまくいっていないからというのが大きいと思います。

アップーアップとすると一回下に手が降りることになりますよね。

そのついでに弦を引っ掛けてくる程度の意識でもダウンピッキングはうまく行くようになると思います。

右手が弦を通過する時の、コン。。。という触覚がスローモーションのように感じられるようになってこれば、随分右手に意識がいっていると思います。

ちなみに目線はいつも通り左手をぼんやり見ている感じのまま、または違うものを見ているのがいいです。

どうも手を凝視しながらギターを弾くと脳が視覚でいっぱいいっぱいになる気がします。

階段を降りる時に足を凝視していたら。。。多分転んじゃいますよね。

右手も左手もできるだけ見ないで、触覚に集中しましょう!

30秒ほどトレモロピッキングしたら、準備運動は終わりです。

本気で早く弾けるように頑張ったら、かなり腕は疲れていると思います。

少し休んでから好きな曲を弾きましょう!

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ギターセッティングについて

基本的にオリジナルがいいと思ってるんです。

パーツひとつ変えただけでバランスが変わってしまうし、どんなに文字でこうなるって書いてあっても、実際にはその状態で弾いてみないとわからないし、二、三日それで過ごしてみたからって一月後、一年後、はたまた五年後、十年後にどうなっているかなんてわからないわけで。。。

いやそうなって来るともちろんオリジナルのままで十年過ごしてどうなるかなんて話にもなっちゃう。。。切りがないのはわかってます。わかってるんだけど、いまの状態から何かを変化してイマイチだった場合、本当にきつい。

自分の175は95年にボストンのミスターミュージック(だったと思う)ってお店で買って、ずっとサブもなく一本で過ごしてきたんですけど、これを書いている時点でもうすでに手に入れてから25年も経っていて(シリアルを見ると91年製のようです)、ボディーとネック以外ほとんどオリジナルパーツは残っていないです。

まずペグは一度もっとサスティーンが出るんじゃないかとか助平心を起こしてグローバーに変えてましたが、なんで箱弾いてるのにソリッドみたいな感じにするのかってことで、クルーソンに戻しました。でも元々使っていたペグはぶつけたかなんかで損傷してしまい、今のは確か3代目かそのくらいだと思います。

フレットも一度打ち直しました。昔はビビリとかが許せなくて、弦高を高くセッティングしていました。おかげでフレットが弦の当たる部分で陥没してしまったように削れてしまい、かえって音が出にくくなるという。。。若さに任せて、左手の馬鹿力でおさえていたのだと思います。

その後弦高は可能な限り下げるようにして、弾き方もできるだけ小さい振動で鳴らすように心がけています。そのほうが楽器にいいのかはわかりませんが好みの音になりやすいのでそうしています。ビビリも、ジェシ・バン・ルーラーのCDを初めて聞いた時にビビリも音色なんだと知り、気にならないようになりました。

そういえば打ち直してもらう時に僕の大好きなリペアマンにお願いしたんですが、楽器がかえってきたら、以前マイクセレクターのノブが飛んでなくなっていたのを見かねたようで、手作りのノブをつけていただいていました。今も使ってます。本当に感謝しています。可愛いです。

その後一度フレットのすり合わせを大好きな先輩で非常に博識なギター博士のような方にお願いしてやっていただきました。今もネックは調子バッチリです。

ブリッジは元々金属製のいわゆるチューンオーマチックがついていたのですが、ローズウッドの安いブリッジをネットで手に入れて、いつもお世話になっているリペアのおっちゃんに溝を切ってもらいました。

台はオリジナルのままなのですが、この金属のチューンオーから木製のブリッジに変えたのは本当に正解でした。金属製はとにかく減衰の具合がマイルドというか、音が悪い意味で伸びてしまっていたのですが、木製にしたら振動が程よく死んでくれるようで、好みの音になりました。

またブランコテールピースも、オリジナルより軽いクルーソン製のものを中古屋さんで発見、少しサイズが違うようですが、買ったお店でギリギリなんとかつけてもらって使っています。ここも重さが変わったせいでカラッとした響きになった気がします。

中の配線もリペアが得意な同期のやっているベース専門店で勧められるままにやり直してもらっています。文句無しです。

僕はその辺詳しくないのですが、なんかオールドについているのと同じコンデンサーにしたとか?ちょっともう覚えていませんが、バランスいいです。

ピックガードは唯一オリジナルのままです。一度見た目にこだわって外して弾いてみたのですが、その時は右手の小指をどこかに触れて弾いていたようでピックガードの無いことに違和感しかなく、すぐ戻したのを覚えています。

ちなみに今右手は小指の付け根を弦から少し浮かすように心がけて、アップピッキングに最適なように角度やピックの持ち方などを工夫しています。右手はできるだけ固定しないほうが自由で、余計な力が抜けるようです。

マイクはリヤは使っていないのでそのまま、フロントは今のマイクはバルトリーニ製のタック・アンドレスモデルを使っています。

これが非常に良くできていて、満足しています。

マイクは一度、パワーの一番小さいタイプのEMGにかえていたことがあります。箱にEMGて正気の沙汰じゃないと突っ込まれると思いますが、実はチタン製のピックの音が気に入って使っていた時期があって、弾いたときの感じや音色は良かったのですが、伝導性が当然いいので、ピックが弦に触れるたびにジーっとノイズが入ってしまい、これはなんとかならないかということで、弦アースに落とさない構造のEMGにしてみたという訳です。

電池ボックスも入れるところがないので、マイクを外してボディーの中(セットネックの内側辺り)に仕込んでいました。

音は上から下まで非常にハイファイでくっきりはっきり、良くも悪くも全部出る感じで、まあ、これはこれでいいかと思っていたのですが、電池がいつ無くなるかと心配で。。。とにかく電池を交換しようと思ったら弦もマイクも外さなければならず、出先で切れたらもうその日終わりですから。。。

でも結局EMGを使っている間に電池が切れたことは一度もなかったのですが、電池が切れる恐怖に耐え切れず、今のマイクに交換しました。

タック・アンドレスモデルはクリーンで弾くことを。。。いやクリーンで弾くこと”しか”想定していないマイクです。なので、歪ませるときだけにしか必要でない周波数帯域はほとんどアウトプットされないようです。

EMGをクリーンで弾くと、アンプによっては嫌な高域成分が耳についたりすることもあったのですが、このマイクでは今までそんなことは一度も感じたことはありません。アース問題に関しては、今は普通のフェンダー製のヘビーという硬さのピックで自分の思う音が出せるようになったので、問題なくなりました。

トマスティックインフェルトのフラット、ミディアムライトの弦を使っていますが、相性いいです。

ちなみにケーブルはオヤイデの3mを使っています。

っと。。。長くなったので、アンプなどはまたの機会に書きます。

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解決ポイントのコントロール

多くの楽曲には、ハーモニックリズム的にもコード進行的にも、解決のポイントがあると思っています。

例えばドラムフィルを入れる場所、入れたくなる場所がありますが、これはランダムに入っているわけではなく、四小節や八小節ごとに入っている場合が多いです。

これはハーモニックリズムという考え方で、人は音楽を感じる時にSWswのように4サイクルとでも言いましょうか、そういうリズミックな大波小波のようなものが一定のビートの中には形成されがちという事で、そのサイクルの始まりのポイントに向かってドラムフィルを入れがち、という事だと思います。

ではコード進行の解決のポイントはどうでしょうか。

スタイルにもよりますが、特にジャズの場合はV7からIへ移行する時に解決が起こると考えています。これはトライトーンが解決していたり、ルートモーションが五度で落ちていたりと色々説明がありますが、ここではもう乱暴にドミナント7thコードが出てきたら、次のコードに移行すればなんらかの解決が起こっていると考えて、譜面を見たらまずドミナント7thコードを探してみる習慣は悪くないと思います。

ちょっと譜例を作ってみました。


コード進行はKey=CのII-V-Iで、矢印は解決を表しています。

コード進行のV7-Iの解決に対して、

Aセクションは一小節目と三小節目に向かってソロが解決しています。

Bセクションは二小節目と四小節目に向かって解決するように書きました。

C、DセクションはそれぞれA、Bセクションと同じ構造のソロを4拍目の裏に解決するようにしてみました。

Aセクションでは3小節目でコード進行とソロの解決が一致しています。

Bセクションではコード進行とソロの解決がずれています。交互に来ると言っても良いかもしれませんね。

前述のハーモニックリズムの考え方がここに入って来ると、四小節目から次の段の一小節目には違う矢印が入って来るので、AセクションとBセクションの解決の流れはより明確に、伴奏に沿っているか、交互になっているかという感じに見えると思います。

このシンプルなラインには当然派手さはありませんが、このソロイストが伴奏との流れを感じながらソロをとっているというやり方は、伴奏している側にとっては一緒に演奏している感覚、ソロイストは伴奏者のレスポンスを促すかのような間を空ける感じ、よくジャズギターなど聞かれる自分でコードを入れてバランスを取りながらソロをとっていく感じなどを作りやすいのではないかと思います。

譜例のラインの前や後に自分の音を少し足したりして、楽しんでいただけたら嬉しいです!

慣れてきたら伴奏に沿って解決、伴奏と交互に解決する感じを調節しながら自分のソロを作ってみましょう。

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ドリアンとペンタトニックの関係について

メジャーペンタトニックスケールはドレミソラ。。。メジャースケールからファとシを除いたスケール。。。ということになっていますが、

うーん。

メジャーキーでノスタルジックな昭和サウンドソロを取る際にはバッチリですが。。。僕は苦手で。。。そもそも、何故ファとシを消すんでしょうか。

はい、思い切ってメジャーペンタトニックのことを考えるのをやめます。

対してマイナーペンタトニックはラドレミソです。

これはAm7コードのコードトーンに11thを足したと考えることができるので、ダイアトニックコードのIIm、IIIm、VImに対して無難なチョイスと言えると思います。

ただビバップの場合、これをいちいちコードに合わせてスケールチェンジしながら弾いていくのは大変ですし、またブルースのように一つのキーでスケールチェンジ無しにペンタを割り当てるのも、どうも音が少なすぎるのか、そもそもジャズレジェンズ達の演奏を聴くと、このやり方では彼らのサウンドにならないようです(たまにそういうサウンドの瞬間もなくはないですが)。

回りくどい言い方はやめます。

私はペンタトニックスケールはレファソラドと考えています。

ペンタトニックスケールじゃ無いじゃん?とツッコミ入りそうですが、これ、ちゃんとペンタトニックスケールです。

Key=CでDマイナーペンタトニックを合わせています。

Dマイナーペンタトニックはリラティブ変換を行うとFメジャーペンタトニックスケールで、BbがKey=Fの4番目、EがKey=Fの7番目となります(結果Key=Cの音だけが残ります)。

まあとにかく、何故レファソラドを見ているかというと、ここにミとシを戻すようにメジャースケールを考えておけば、ソロラインの終わりをとにかくミかシに簡単に落とすことができるというわけです。

メジャースケールにおいてミとシは非常に便利な音です。

ダイアトニックコードをIからVIIまで並べて、この二つの音がコードに対してそれぞれどういう機能に割り当たるか調べてみると、

IMaj7 ミMaj3rd、シMaj7th

IImin7 ミ9th、シ♮6th

IIImin7 ミroot、シ5th

IVMaj7 ミMaj7、シ#11

V7 ミ13th、シMaj3rd

VImin7 ミ5th、シ9th

VIImin7(b5) ミ11th、シroot

これ、すごくないですか。全てのコードで問題無しです。

つまり主にダイアトニックコードでできている曲ではミとシを弾いている限りノープロブレムということですね。

例えばKey=Cの曲でDマイナーペンタトニックスケールをアプローチ的に使い(そこにミとシが入っていてもOK)、ラインのターゲットをミとシで結べば綺麗に解決します。

ギターの指板的にはDマイナーペンタトニックスケールを5種類覚えてからミとシの二音を戻す形で覚えておけば、メジャースケールを7ポジション覚えるよりも2種類も少ないですね!

また別の記事でも詳しく紹介する予定ですが、ドリアンスケールを中心に考えておけば、メロディックマイナーもハーモニックマイナーもここから一音変更するだけでカバーできるというボーナス付きです。

流れとしてはまずマイナーペンタトニックスケールの五つのポジションを間違えないように覚えましょう。

ちなみに。。。もうメジャーペンタトニックの事は忘れても良いんじゃないでしょうか。。。

で、ブルースなんかが歌うように弾けるようになってきたら、マイナーペンタトニックスケールのポジションに例の二音を足してメジャースケールのポジションを覚えましょう(key=CでDマイナーペンタトニックスケールを覚えたら、ミとシを足す)。

少し考え方は違いますが、パットマルティーノのLinear Expressionsという本にもこのペンタトニックスケールをベースにしたポジションが冒頭に載っていました。。。もっと早く気付くべきでした。。。

ポジションを間違える恐怖(本当に怖いです)から解放されて、リズムと音色に集中できるようになれば、リードシートもシンプルに分析できるようになりますし、良い事づくめですよ!

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リズミックグルーピングのメカニズム

グルーピング、grouping。。。という言葉、とにかく何かとお世話になっているWeblioで調べると、

“グループに分けること、組み分け、分類”

と出てきます。

実際ちょっと意味が違うのは自覚しつつ、私はこれをよくレッスンで造語として使っています、

ほかにいい言葉は無いかと、たまに考えたりもするんだけど。。。例えばペアリングとか。。。いや、こりゃ恋人同士が交わすもの?ブルートゥース?みたいになっちゃって

結局まだ良い言い方が見つからず。。。

まあ言い方はさておき、何が言いたいかというと

それぞれの言語や方言が持つアクセントなどのリズムのメカニズムが、音楽のいわゆる”訛り”に大きく影響し、これを分析したり模倣したりすると、随分色んなことが説明できそうだと。

とある大好きなドラマーの仲間と話していて、全く納得したのですが、彼曰く

“どうもあっち(海外)のイケてる奴ら(ドラマーのことです)は、カウントがスネアから始まってる気がする”

つまり僕みたいな野暮ったい典型的な日本人は、one-two、three-fourってフォーカウントを感じちゃうのですが、イケてる連中はtwo-three、four-oneとなってるんじゃ無いかと。

もちろん仮説です。でもこれ聞けば聞くほどこうなってると思うんです。

例えばシャッフル。

三連符の中抜きで感じたり、三つの連符の前二つをタイでつないだように感じたり、何かとめんどくさいリズムなはずなのに、世界はシャッフルで溢れかえってますよね。。。

例えばこういう感じかたは如何でしょう。

さっきの2-3、4-1の感じ方を、八分音符に落とし込んでみると

one-&、two-&、three-&、four-&

&-one、&-two、&-three、&-four

となってきて、それぞれの”読点(、)”を少し長めにとると。。。これシャッフル?みたいになりませんか。

メロディー、ハーモニーも同様だとは思うけど、リズムもやはり”歌”なので、言葉の持つアクセントがこうしたリズムになったのでしょうか。

でも伴奏なしで一人で躍動的に歌ったり演奏しようとしたりするとわりと自然にこうなるところもある気はします。

強拍に向かっていくリズムは、感じ方の”組み替え(grouping)”で似たところまでは持っていけるのでは無いかという。。。飽くまで仮説ですが。

ええ、もちろんnativeにはかないません。でも分析と日々の習慣によってなんとか好きなものに近づきたいっていうアクションです。

他の記事ではもう少し具体的な例も表していこうと思います。

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ブルース!

今回はブルースのアドリブソロについて考えたいと思います。

ブルース。。。

ジャンルや雰囲気を表すのに使われたり、そのコード進行や作曲的フォーマットを表すのに使われたり。

実際その言葉の意味を考えるとややこしい話になりそうなのですが、今回はまずブルース進行で、アドリブソロをどう弾くかという事に集中しようと思います。

ブルースのアドリブソロで、よくよく話題に上がるのがペンタトニックスケールだと思います。

ちょっとネットで検索してもらえば、その成り立ちやメジャーペンタ、マイナーペンタ、ブルーノートを混ぜたペンタなど、すぐに記事は集まると思います。

なんならフレーズ例のタブ譜や、ブルース用のカラオケみたいな実践的な資料もすぐに手に入ると思います。

そういったものはそちらに任せることとします。

そもそもブルースのブルースっぽさというのはどこにあるのでしょうか。

これもブルース進行のI7が機能的にはメジャー属性なのに同一ルートのマイナーペンタトニックスケールを弾く事で、独特なブルース感が〜〜〜

なんて記事がいっぱいあると思うんですが。。。僕これにはかなり疑問を持ってます。

いや確かに間違いとは言わないけど、ペンタトニックスケールをただなぞっても、全然ブルースにならないんです。。。たまたまなるときもなくはないですが。。。

でまぁ音源を聴いてやり方を模倣してっていうプロセスを踏んでいけばもちろん割とすぐにできるようにはなると思うんですが、もうちょっとはっきりさせておきたくて。

いきますよ!簡単です。

適当なカラオケ(英語ならplay alongと検索するとヒットしやすいです)にあわせて、I7のルート音を、カウントの1で二小節ごとに伸ばして弾いてみてください。

つまりそのブルースの曲がF7から始まっていれば、Fの音を、コードがかわってもずっと弾くんです。

たまにV7から始まっているカラオケもあるかもなので、そのブルース進行のいわゆる”キー”のルート音で考えた方が確実かもです。

こちらは”キー”がFと書いてあればFの音を弾き続けるといった要領です。

この、伴奏のコードがかわっても、ずっとルートを弾き続ける感じこそ、ブルースミュージックのブルース感を作っているのだと思うのですが、いかがでしょうか。

で、そのルートをターゲットにして、アプローチしてくる音達こそマイナーペンタトニックだったりメジャーペンタトニックだったりと言う事だと思います。

ここからはややこしい話になりそうなのでさらっと済ませますが、ちなみにこれ、ジャズブルースの進行でも全く使えますが、ジャズ(ビバップ)サウンドには全くなりません。

あくまでこのやり方で弾けるアドリブのサウンドはトラッドスタイルのブルースサウンドです。

このての話が出てくるともうすごく長くなっちゃうので、今回はこのくらいにします。

いずれ動画なんかもあげよっかな。

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なんとかすてっぷ。。。

とりあえず”なんとかすてっぷ”。。。進行は以下

I B D7 I G Bb7 I Eb I Am7 D7 I

I G Bb7 I Eb F#7 I B I Fm7 Bb7 I

I Eb I Am7 D7 I G I C#m7 F#7 I

I B I Fm7 Bb7 I Eb I C#m7 F#7 I

です。

ちゃかちゃか目まぐるしくコードが変わるようですが、まとめれば、BとGとEbのキーが行ったり来たりしてるだけです。

一段づつ行くと

最初のBは一番最後のC#m7 F#7の解決コード(Iコード)なので、思い切って無視しちゃいます。そうするとGのV-I、EbのV-I、でGのII-Vとなってます。。。GのキーでEbのキーをサンドイッチしてるだけですね。動画ではそれぞれのキーにはそれぞれのドリアンスケールを割り当てているので、Adorian-Fdorian-Adorianと進んでます。

二段目も同様にGを無視してFdorian-C#dorian-Fdorianと弾いてます。

三段目以降はただのII-V-Iなので、二段目の終わりのFdorianからAdorian、C#dorian、Fdorianで、最後にC#dorianで頭に戻るという感じです。

もちろん実際はアプローチノートやオルタードスケールやなんやかんや入れて色々していくんですけど、さしあたりdorianスケールだけで弾いてみました。

ポイントとして、とにかくコードに対してスケールは前倒しにかわっておかないとヤバいということです。コードが次のキーに進んでいるのに自分がまだ前のキーにいるのはアウチです。つまり解決コードに向ってソロのスケールが早めに変わっておくのは全然問題ないです。むしろそうじゃないと。。。つまりキーのかわり目にぴったり合わせようとすると難しいし、なんか本に書いてあるII-Vリックみたいになっちゃいます。そういう意味でも最初のBのキーは無視しちゃっていいと思います。この参考動画のど初っ端では伴奏がないので、一応C#dorian弾いてますけどね。

今度は酒バラとかいってみよっかな。

伴奏ないとなんのこっちゃかわかりにくいですねえ。。。すみません!

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Easy Bro(streaming)

ちょっと休憩に、ちょっと一息落ち着きたいなって感じな時に、密閉性の高いヘッドホンやイヤーバッズなんかで聞いてもらえたら嬉しいです。

最初のアルペジオと変なメロはMatrixBrute、エレピはV Collection 7のStage73V、途中のパッドはPigments、ドラムスはDigitakt、ベースはBass Station IIです。

この時は別に部屋篭りしないとダメとかなかったけど、使い方覚えようと頑張って作ってた。。。でも2コードにしちゃ持ちが良い気はします。いずれ歌も入れよっかな。

ミックス的にはコンプとリバーブ少し入れてさらっとまとめただけなので、購入検討中の方のサウンドサンプルにでもなれば幸いです。2020年11月27日現在、V Collection 7は2020年12/3(多分フランス時間の)迄ブラックフライデーセールで半額みたいですしね。ソフトシンセなんかだと定期的にセールは開催されるようなので、焦ることもないかもですが。

2コードの曲に理論分析もへったくれもないんですけど、最近のこの、テンポ70~90くらいのトラックは、スネアの位置をナッジでどのくらいかなあ。。。6連符1個分くらい?アヘッドに動かして、ベースドラムを32分音符のクオンタイズ、またはクオンタイズ無しにしてやると、いわゆるあの感じになります。とにかく裏から表にリズムを流すのがポイントな気がします。普通に生のドラムでできる人もyoutubeなんかで出てきますね。ドラム界の進化のスピードは本当早くて大変ですね。。。こっちも要求しちゃうし。。。

 

 

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Novation Circuit(ウチの機材)

手軽で全部入りの良いマシンだけど、これがなかなか奥が深くて、

2oscのシンセトラック2とサンプラートラック4あって、マクロノブ*8好きなモジュレーションを自由に割り当て可能、

あと細かい設定は全部固定ながら効きの丁度良いHpLp兼用のFilterノブと32のベロシティセンス付きのグリッドと。。

電池で動いたり、飽くまで確認用だけどスピーカー内蔵だったりと他にも色々あるけどほんと、一家に一台、なんならメトロノームの代わりに持ち歩いても良いんじゃないかってくらい。。。そんな人おらんか。

日本では2015年の11月に発売したマシンで、いま2020年の11月だけどまだまだ全然使える。

何しろ後から後からファームウェアアップデートかけまくって、どんどん機能が増えたのは本当テンション上がった。Novationやるな。。。

PCとつないで、”Components”っていう支給のソフトで中身いじれるんだけど、このマクロの設定で挫折した人いませんか。

オススメのマクロセッティングを紹介したくて。

とにかくVCAのadsrで4つ、あとVCFのフリクエンシーとレゾナンスまではまあ、普通として、ここにOSC1のピッチを一つ突っ込んで、可変幅を2oct、ゆっくり目にギュイーンってやるとたのしひです。これでもまだマクロもう一つ使えますよね。いえーい。

プリセットに入ってるマクロはプロ過ぎてギタリストには難解ぜよ。。。な方は是非やってみてください。機械が何してるかわからんと本当、良い音になっても誰が作ってんのかわかんないってなっちゃう。。。のは私だけか。。な。。

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